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第2章「神への信仰」 第09話「図書館魔法大戦争」

第9話「図書館魔法大戦争」

☆翌朝

諮撫徽「ふ・・・ん~~~!」

いつものように、朝起きたら伸びをする。もはや癖である。

諮撫徽「どうやら二日酔いはないみたいだな・・・。これじゃまるで萃香だよ^^;」

萃香の能力をコピーしたかのごとく。すぐに酔いは抜けてしまうようだ。
ふと思い、時間を見ると、いつもより2時間ほど早い。
やはり酒に酔いつぶれて寝ていたためだろう。
とりあえず、昨日の手合わせで魔球以外の武器は全て自分の限界を調べる事ができた。
ここまでで一週間。幻想入りをして1ヶ月と言うところか。

諮撫徽「もう一ヶ月か・・・。」

唐突に紫がやってきて、そのまま幻想入り。
置手紙を置いて言ったが、今頃みんなどうしてるだろうか・・・。
とりあえず、魔球の事を調べる事に。

諮撫徽「・・・。」

どこからどうみてもただの球にしか見えない。
これは調べなきゃどうにもならないと思い、少ない時間を使いきらなければもったいないと思い、諮撫徽は早々と行動した。
そう、空間を開き直接目的地に向かったのだ。

諮撫徽「パチュリー、起きてるか?」

パチュリー「起きてるわよ・・・。まったく、こんな時間に何の用・・・?」

諮撫徽「わるい。これに関する本、ない?」

諮撫徽は魔球を指差す

パチュリー「何?それ。」

諮撫徽「駿希曰く、魔球とかいう奴らしい。」

パチュリー「魔球ですって!?」

パチュリーは驚きの有様、思わず叫んだ。
魔法使いの間では、魔球と言う代物は所謂神具であるためだ。

諮撫徽「な・・・なんでそんなに驚いてるんだよ・・・。びっくりしたじゃないか・・・。」

パチュリー「ごめん、取り乱したわ。でも、それをどこで?」

諮撫徽「このブレスレット、実はポケット見たくなってて、なんでも収納可能なんだけど、この中に一緒に入ってた。」

パチュリー「ふ~ん。ま、いいわ。この大図書館のどっかにあるはずだから、自分で探し出して。」

諮撫徽「うひゃwそんな事言われるとは思わなかったぜ・・・。」

パチュリー「それの事を魔法使いである私が教えたら、それこそ周りの魔法使いに敵視されちゃうわ。」

諮撫徽「把握。よし、探すか。あ、その本、借りてっていいか?」

パチュリー「見つけられたらね。」

諮撫徽「それを聞けてよかった。」

残り時間は1時間半。その間にどうやって探すか、考えた。

?【私が教えてあげようか?】

その声は、頭の中に直接響いた。
テレパシーだろうか。

諮撫徽「誰だ?」

?【貴方が手に持ってるものの精霊よ。知りたいの?知りたくないの?】

諮撫徽「そりゃ知りたいさ。でも、それじゃなんかせこい気がする。

?【なら、自分の力で発見すると?】

諮撫徽「ヒントだけくれれば結構だよ。」

?【ふ~ん。まぁいいや。それ!これ私に関する本が薄っすらと光ってるはずだから、それを探してね。】

諮撫徽「了解。」(序に・・・“俺が探してる本がどこにあるか道を知りたい”。)

頭の中に道が浮かぶ。
それに沿って歩いて行くと、精霊の行った通り、その本だけ薄っすらと光っていた。
だいぶ高い位置にあるので、マントを羽根化させ、その部分へと高度を合わせる。
そこには“魔球大辞典”とかかれていた。
さすがは幻想郷、書かれている言語はやはり日本語であった。
俺はそれを引き出す。
借りて行ってもいいと承諾を得ているので、その場で空間を開き、そのまま家に帰宅。
残り時間は1時間とやや余裕があるので、さっさと読んだ。
いや、ここでの1時間は確か4時間分だったはず。
時計を見ながら判断すればいいかと思い、その本を読み始めた。

☆4時間(実質1時間)後

諮撫徽「ふぅ~。お、ちょうどいいな。」

諮撫徽はたった4時間で、その分厚く、でかい本を読み終えた。

諮撫徽「大体の使い方とかは把握できた。さて、朝の鍛錬が終了したら試して見るか。」

☆朝食を食べ終わり・・・。
諮撫徽は早速、試して見る事にした。
まず、諮撫徽は魔球に神力を注ぎ込む。
これは神力に限らず、霊力や魔力、妖力などの気力でも可能。
ただし、それ相応の気量を必要とするが。
そして神力を魔球の中で高速回転させる。簡単に言うと、螺旋を作るような感じ。

ピキピキッ

すると、魔球にひびが入り、

バリンッ

ひとりでに割れた。
諮撫徽はここまでの過程を、本を見ずにやった。
諮撫徽の記憶力は、もともと、普通の人の約500倍近くあると医師に言われた。
そのため、忘れようと思った物以外は、意図も簡単に、それも長期間、覚えていられる。
この記憶力を授かった理由は分からないが、おそらく、神的な能力を持つが故に、備わったものだろう。
魔球が割れると、中から杖が出てきた。

?「ん~~~~っ・・・。やっと開放してくれたわね。私は澪螺。その手に持つ杖、可魔永魔の杖と言うんだけど、その杖の精霊よ。」

諮撫徽「つまり、俺にこの本のありかのヒントをくれた精霊・・・だよな。」

そう言いながら、パチュリーから借りてきた本を指差す。

澪螺「そうよ。私はその杖の持ち主の使い魔。こき使ってくれちゃって構わないわよ。」

諮撫徽「そうか。多分戦い以外にこき使うことはあまりないと思うけど・・・。」

澪螺「そうなの?私はもっと人・・・じゃないわね・・・。使い魔使いの荒い人かと思ってた。」

諮撫徽「寧ろ逆だよ。あまり人をこき使いたくない。できる事なら全て自分でこなすよ。」

澪螺「ふ~ん。ま、使わないなら使わないでもいいわ。」

それを聞けて諮撫徽は安心した。こき使ってくれないと怒るとかいうM的な奴とはあまりかかわりたくないからだ。
諮撫徽は本に書いてあった杖の特徴を思い出す。

諮撫徽(確か、杖の持ち主が杖から1m以内にいれば、永久的に魔力を注がれる。その上、使えない魔法はない、だよな。)

諮撫徽はそうと分かると外に出ていくつかの魔法を試した。
どうやら既に魔力が体に馴染んでしまったらしい。
神力を既に取得しているためだろうか。それとも、神力に近いせいなのか、自分に備わった能力だろうか。だが、今となってはどうでもいい話である。

諮撫徽「こんなもんか。本に書かれてる魔法も既に覚えたし、パチュリーに返しに行くか。澪螺、一緒に行くか?」

澪螺「というか、私はいつでも杖と共にいるわよ。杖からあまり離れられないから。」

諮撫徽「そう・・・か。」

なんか悲しくなった。杖と運命を共にする、と言うことは簡単にいえば、杖を放置すれば忘れ去られると言うことである。
心の痛む話だった。


☆紅魔館-大図書館

ドッカーンッ

大図書館につくと、ものすごい轟音が鳴り響いた。

諮撫徽「さっきから轟音が聞こえると思えば、ここが原因かよ^^;」

見れば、3人の魔法使いが本をめぐって戦争状態になっていた。
1VS2という、明らかにパチュリーが不利な戦いである。
何故アリスは魔理沙の手助けをしているのかが疑問でもあるが。
パチュリーは喘息持ちでもあるから、これは援護に回らなければと思った諮撫徽は、戦争の中に飛び込んだ。

魔理沙「これでとどめだぜ!恋符『マスタースパーク』!!」

諮撫徽「さすがにとどめはないぜ・・・。サンダースピア!!!」

魔理沙のマスタースパークと諮撫徽が魔力で作り出したサンダースピアがぶつかり合い、打ち消しあった。

魔理沙「えっ!?」

そりゃ驚くのも無理はない。
膨大な魔力の光線のスペカとたかが知れた魔力で作り出された技で消砕されたのだ。

諮撫徽「これ以上、パチュリーに迷惑をかけないでもらいたい。一応俺もこの紅魔館の一員でもあるからな。邪魔させてもらうぜ。」

魔理沙「くっ、どうすれば・・・。」

アリス「とりあえず、ごり押しで突破して見たら?」

魔理沙「お、それいい考えだぜ。ナイスアリス。」

魔理沙は魔法による弾幕を張ってきた。

諮撫徽「パチュリー、悪いが援護に回ってくれ。パワーにはパワーで制す。」

パチュリー「分かったわ。」

諮撫徽「エクスデントバリアー!!」

諮撫徽の足元を中心に、それは波紋のように、大図書館中に広がった。それも、本棚を包むような形で。

諮撫徽「ぶっぱってのは、気持ちいもんだぜ?wシャイニングレイ!!」

魔理沙「くっ・・・。」アリス「キャッ!」

所謂全体攻撃。見えない光線で相手にダメージを与える魔法である。
だが、二人とも結構手ごわい。
魔理沙はめげずにこちらに多量の攻撃を、アリスは多量の人形を設置した。

諮撫徽「くっ、いきなり使うことになるとはな・・・。澪螺、あの人形の排除を頼む。」

澪螺「わかったわ。」

澪螺の手により、設置されていた人形が次から次へと除去されて行く。

アリス「設置した端から除去されてはきりがないわ・・・。魔理沙、あいつの排除をお願い。」

魔理沙「諮撫徽で手一杯だよ!」

アリス「仕方がないわね・・・。上海、蓬莱、あれを排除して。」

澪螺「あ、あれって・・・。」

さすがに澪螺はカチンと来たらしい。

澪螺「私を怒らせたら、どうなるかわからないよ・・・?(笑)」

その笑みは、どこからともなく恐怖を感じさせた。

諮撫徽「澪螺、一つ忠告だ。この大図書館の本に傷を一つ足りと手つけてはいけない。暴れてもいいがそれだけは考慮してくれよ?」

澪螺「わかったわ。それだけ考慮すれば、好き放題にしていいのね?とりあえず、許可を。(笑)」

諮撫徽「よし、やっちまえ。(なんか聞き覚えのあるネタがwwwby作諮撫)ブリザード!!!」

当たり一帯に真冬のような寒さがやってきた。
そしてそれが魔理沙たちを襲う。
が、魔理沙たちはそれを回避し、こちらにナロースパークを放ってくる。

諮撫徽「ちっ、きりがねぇ・・・。こうなりゃあれをやるしかないか。」

諮撫徽は攻撃の手を止め、自分の回りに飛ぶマナを圧縮し始めた。
パチュリーはと言えば、援護射撃をしつつ、諮撫徽がたまたまそこに置いた魔球大辞典を見ていた。

パチュリー「・・・。!?」

パチュリーは、大きな魔力の流れを諮撫徽の周囲に感じた。
マナが圧縮をし始めている。

パチュリー「エクスデントバリアー・・・サンダースピア・・・そしてこの魔力の流れ・・・。おそらく大技を使う気ね・・・。」

諮撫徽「予測できるか・・・?パチュリー。」

パチュリー「いいえ。ただ、大技を使うと言うことくらいしか分からないわ。」

諮撫徽「そうか。」

周りのマナが圧縮を初めているためか、魔力を維持できず、魔理沙たちの攻撃は諮撫徽の前で途絶えてしまう。

諮撫徽(そろそろか・・・。)「エクスプロージョン!!!!!」

その瞬間、マナの大爆発が起こった。
それにより、その大爆発はダイナマイトを爆発させたような威力を放った。
だが、これは魔力で生成されているため、対象にしか攻撃が当たらない。

魔理沙「うわぁ!!!」

アリス「えっ!?魔理沙、どうしたの!?キャァ!」

エクスプロージョンをもろに食らった魔理沙。それに気を取られ、澪螺の攻撃をまともに喰らってしまったアリス。

諮撫徽「まだやるか?」

魔理沙「ま・・・まだまだだぜ・・・。」

諮撫徽「んじゃとどめ。プラズマサンダーブレイカー!!!!」

その瞬間、諮撫徽の杖から、巨大な黄色い光線が魔理沙たちに向かって走った。

魔理沙「つ・・・つえぇ・・・。」アリス「なんで・・・私まで・・・。」

巻き込まれたアリスはドンマイとして、魔理沙はKOしたようだ。

澪螺「あ~、私の獲物を倒すなぁ!!!」

諮撫徽「わりぃわりぃ・・・。」

パチュリー「今日はありがとう。さっきの攻撃で、本が傷ついてないかしら。」

諮撫徽「エクスデントバリアーは魔力による干渉を受け付けなくするからな。物理攻撃でない限り、本が傷つく事はないからな。」

そういうと同時に、諮撫徽はエクスデントバリアーを解除。
パチュリーは諮撫徽の言った事に驚いた。
本とほとんど説明が類似しているためだ。
エクスデントバリアーといい、サンダースピアといい、エクスプロージョンといい・・・。全て本に書かれていることだった。
それも、ページ数がだいぶ離れている。

諮撫徽「パチュリー、その本、読み終えたから返すよ。」

パチュリー「え?でも、朝に借りて行ったばっかりよ?」

諮撫徽「当の昔に読み終えたし、本の内容も全部記憶した。俺にはもう必要ないよ。」

パチュリー「すごい記憶力ね・・・。でも、この本、諮撫徽にあげるわ。」

諮撫徽「え?でも、それなかったら大変だろ?」

パチュリー「いいのよ。同じ本の一つや二つ、なくなったって。その本、複製されたものだから。」

諮撫徽「そういうことか。把握した。んじゃ、ありがたくもらって置くよ。」

パチュリー「それにしても、魔球を一日でここまで使いこなすなんて、貴方只者じゃないわね・・・。」

諮撫徽「そりゃ神だからな。」

澪螺「えっ!?諮撫徽って神だったの!?」

諮撫徽「そういやぁ言ってなかったな。と言っても出会ったのは今さっきだから仕方ないか。」

澪螺「ま、まぁそうだけど・・・。通りで魔球を簡単に開放できたのね・・・。」

諮撫徽「そりゃ、神力だしな。そこらの魔力や霊力とは違うさ。」

澪螺「私、すごい人の使い魔になったのね・・・。これほどうれしい事はないわ。」

諮撫徽「なんか、俺ほめられてる・・・?おだてたって何も出やしないぞ?」

パチュリー「おだててなんかないわ。貴方が立派な神と言う事は確かだし、神と言うことはすごい人と言う意味にも取れるわ。」

諮撫徽「なるほどな。ま、改めてだが、澪螺、よろしく頼むぜ。」

澪螺「こちらこそ。よろしくね。」

諮撫徽「んじゃ俺は帰るよ。あ、その前に・・・。」

諮撫徽は杖を振った。
すると、諮撫徽が来る前に崩壊した部分が見事に復活した。

諮撫徽「おお~・・・、リカバーの効果がここまで大きいとは思わなかった。」

パチュリー「ありがとう。それじゃあね。」

諮撫徽「んじゃ。」澪螺「じゃあね~。」

諮撫徽は空間を開き、瞬間的に時空亭へと戻った。

駿希「お帰り。おや?だれだい、その子は。」

諮撫徽「魔球の中にいた、杖の精霊。そして俺の使い魔。」

澪螺「澪螺って言うよ。よろしくね。」

駿希「羅馳駿希だ。この家の主とか言う奴だな。とりあえず、よろしく。」

諮撫徽「つかれたよ。俺寝るわ。」

駿希「夕飯は?」

諮撫徽「まだそんな時間じゃないだろ。それに、体が睡眠を要求してる。これは耐えられないよ・・・。」

駿希「分かった。おやすみ~。」

諮撫徽「おひゃふひ~・・・。(訳:おやすみ~・・・。」

欠伸しながら喋った為、よく分からない言葉を発してしまったが、もはや気にしない。
諮撫徽は速攻部屋に入り、ベッドに寝転がって、寝てしまった。
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